中国では、インターネットが基本的に検閲されています。国内サービスは元より海外のウェブサービス、有名どころでいうと例えばYoutubeなんかはアクセスが遮断されています。このアクセスを遮断している中国独自のファイヤーウォールシステムは「金盾」と呼ばれています。また、万里の長城になぞらえてGFW(グレートファイヤーウォール)とも呼ばれます。どのようなサイトが遮断されているかは、下記のNAVERまとめに詳しいのでご一読を。
<中国で規制されているウェブサイト – NAVERまとめ>
http://matome.naver.jp/odai/2125548139763671554
さて、その金盾ですが、先日2010年7月16日金曜日にアップデートした模様です。
・アップデートその1
VPNソフト「Hotspot Shield」のコネクションが確立できなくなった
中国で海外のウェブサービスに繋ぎたい時は、このソフトを使えばOKだったのですが、コネクションを確立できなくなりました。僕が他の中国在住者二名に確認したところではやはり同時期に使えなくなったということなので、規制が入ったのはほぼ間違いないようです。
追記:2010/9/26の時点で、また接続できるようになったことが確認されました。とりあえず、しばらくはこのまま使えそうです。
・アップデートその2
dabrやmovatwitterなどのTwitterクライアントのアクセスが遮断された
Twitterクライアント、Hotspot Shieldなどの有名どころは既に規制されていたのですが、その第二弾です。特にdabrはオープンソースのTwitterクライアントで、世界中にミラーサーバーが沢山あるんですが、検索して上位に引っ掛かるところはほとんどアクセスできなくなってしまったようです。携帯からでも手軽に使えたので、これはかなり痛いですね。
今後中国では、個人で海外のウェブサービスを楽しむには有償のVPNサービスを使うのが最善手となりそうですね。中国在住の外国人にとってはちょっと辛い…。