中国の観賞マナーが一向に良くならない件について

中国ピアノ演奏会
 昨晩、地元の大連開発区にある劇場に親子でピアノの演奏会に行って来たのだが、観客の観賞マナーがとにかく酷かった。どのようなものであったか、列挙してみる。なお座っていた席は二階の後部。

・演奏中でも普通に入退場する
 演奏会の開演時刻が過ぎて演奏が始まっているにも関わらずドアを開けて入場して来る人が多数。少数ではなく、多数。中には終演後に花を渡す係りの人もいた。開演前に席に着いておくように言い渡されていないのだろうか。しかも、途中入場して来る人たちは普通にお喋りをしながら入って来る。うるさくて演奏に集中できない。入場だけではなく、連れ合いから電話を受けて席を抜ける人もいた。というか、普通はドアのところに係員が付いて演奏途中の入退場を禁じるものではないのだろうか。

・演奏中でも余裕でスマートフォンをいじっている
 演奏が始まってもスマホで何かをやっている人がちらほら目に付いた。演奏を聞きに来たのではないのか。スマホの画面が眩しく、目障りなことこの上ない。

・演奏中なのに普通に写真に撮っている
 スマホで演奏中の奏者を写真撮影。中国のスマホはシャッター音が出ないように設定できるのだが、フラッシュ機能を使って撮っている人がいる。フラッシュが眩しく目障りなことこの上ない。

・演奏中でも普通に話している
 演奏を静かに聴くという文化がないのか、演奏中でも普通に会話を始める。まあこれは子供が特に多いのだが、親はきつく制止するということはなかった。とにかくピアノの音だけが流れる状態が一切なく、全然演奏に集中できなかった。

・イヤホンをして寝ている
 目の前の席の男性客は前半はスマホをいじり、後半はイヤホンをして寝ていた。一体に何をしに演奏会まで足を運んだのだろうか。

 大体こういう感じだ。後半はまあまあ良くなっていたけど、ほとんど集中できなかった。観賞マナーが悪いというのは演奏者に対しても失礼だと思うのだが、演奏者の方は織り込み済みなのだろうか。約20年前、坂本龍一氏がピアノトリオのツアーで北京で演奏する時、演奏中に余りにしつこく写真撮影する観客がいたので席に行って”Get out!”と言ったことがあるそうだが、20年を経た今でも全然変わっていないということか。

 ちなみに今回観た演奏会は無料だったのだが、妻によれば有料の演奏会でもこんな感じらしい。北京や上海辺りだと多少はマシなのだろうか。